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平成30年度 第1回伊勢をみな塾

9月20日、商工会議所第1会議室をお借りし24名の参加で、本年度第1回となる「伊勢をみな塾」を開催致しました。

今回は来年の御代替りをひかえ神職の資格をおもちで神話、伊勢史研究の第一人者であられる山中一孝先生を講師にお迎えしました。

題して「天皇陛下ご譲位・ご即位による一連の流れを学ぶ」。

 

最初から私は「譲位」という言葉を誤解していたと気づきました。単に皇室の代替わりと思っていましたが「祭祀主・祈り主」が代わられるということに天皇の第一のお仕事が「祈り」ということを知りました。そして我が国はデンマークや英国よりずっとずっと長く125代にもおよぶ王朝が皇室であり、日本の国柄を語るうえで、根本は神話にさかのぼると教わりました。

イザナギ、イザナミの国生みから天の岩戸、ヤマタノオロチ、天孫降臨等の神話を古事記、日本書紀を中心にかいつまんでお話しいただきました。その中で三種の神器といわれる「鏡」「勾玉」「刀」はすべて神話で登場し、「鏡」にいたっては「この鏡を私と思いなさい」との天照様のお言葉を今もまもり、伝えているのだと伺いました。また、天孫降臨の際、国を治める者は国民の命の根っこである食物をと稲作をひろめるため、天照大神が孫のニニギノ命に命の糧である稲穂を託されました。そんな日本人の主食であるお米に感謝する伊勢神宮の重要なおまつりが神嘗祭、皇居でのおまつりが新嘗祭であるとお話は続きます。

天皇陛下のお仕事は膨大です。天皇は大神主として古代からの儀式にのっとり現在も変わることなく一年中、時には過酷な条件の中でも祈りつづけていることを知り本当にありがたいことと思いました。ご譲位後は皇太子様に受け継がれ一日も欠かすことなく祈りがつづく。それが日本なのだと感じました。

世界史でも学んだように、古くは祭政一致であったのに祭と政が分離していき世界の君主が手放してしまった「祈り」を天皇は今もなお続けて下さっています。即位後の最初の新嘗祭が神宮では「大嘗祭」という大切なおまつりであり、皇居と伊勢神宮は同じであり、国民の幸せを祈る場所であり、皇居から天皇は伊勢神宮へ祈り続けられ国民を見守って下さっているのだと感じました。天皇と国民は祈り、祈られ次世代に命をつないでいけるのだと思いました。また陛下は、新嘗祭が終わってからでないと新米を召し上がられない(山中先生も)とお聞きし、なんと私達は贅沢だとも思いました。

 

 今回石川会長のおもいから他会にもお声かけし、津会と松阪会からもご参加いただき、「知らなかった。」「よかった。」「をみなって何?」等々、感想を一言ずついただきました。

皇室が日本古来の伝統を継承して下さっていると知り日本人、伊勢人であることに幸せを感じるとともに、日本の大本である「日本神話」を子や孫たちに伝えていかねばとつくづく感じました。

 

(木下幸子)

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