9月13日、長年伊勢市観光協会会長としてご尽力いただいた山中隆雄先生を講師にお招きし第2回「伊勢をみな塾」が「伊勢神宮の巻」と題し開催されました。
先生の穏やかな語り口に引き込まれ、伊勢市民であることを誇りに思う時間になりました。
世界の遺産は全て廃墟であるが日本の伊勢神宮は常若の精神と共に今なお生きているとのお話。
外宮では1500年にわたり1日も欠かすことなく日別朝夕大御饌が執り行われていること。
神宮は私利私欲を願うのではなく(公)みんなの幸せを祈る場所だということ。
世界で1番永く受け継がれているのが皇室であること。
神話ではありますが、ニニギノミコトが天孫降臨の際に天照大神から稲穂を託されたことから日本はお米の国であり、伊勢神宮で1番大切なおまつりが神嘗祭であること。
そして私が1番心に残ったのは、人間は本来清らかな心の持ち主、それに罪や穢れがくっついてくるから禊ではらうということでした。
あっと言う間の1時間でしたが最後には生涯をかけて天照大神様ご鎮座の地にと伊勢を見つけて下さった倭姫命様に思いをはせ、山中先生のご講話をまたお聞きできたらなと強く感じました。
(木下 幸子)