毎年秋に開催される全国商工会議所女性会の全国大会。
今回は札幌で開かれ、伊勢会から6名が参加いたしました。
10月6日は札幌市内5会場に分かれて懇親会が開かれ、
美味しいお料理をいただきながら、よさこいソーランのエネルギッシュな踊りや、見事なソーラン節の歌などでおもてなしをいただきました。
全国大会の懇親会には、私たちはいつも女性部の法被を着て出席します。
背中に大きく書いた“伊勢”という文字は、どこにいてもインパクトがあるようで「お伊勢さんからですか?」と声をかけていただくことも多く、伊勢のPRにも一役かっています。
翌日は、朝から大会会場である総合体育センターへ。
バイオリンとピアノの生演奏が、会場に美しい音色を響かせ、
参加者およそ2700名を出迎えてくれます。
ご来賓のご挨拶のあと、各賞の授賞式が執り行われました。
女性企業家大賞を受賞したのは、サツマイモを生かしたまちづくりをしたいと
起業した女性で、二人の子育てをしながら、地元の農産物を生かしたカフェを運営し、6次産業化プランナーとして地域を支援して活動している姿にパワーをいただきました。
総会の後、ニトリホールディングス社長の似鳥昭雄(にとり あきお)氏による
記念講演をお聞きしました。
勉強嫌いの落ちこぼれだった似鳥少年。
札幌で家具屋を創業したもののやる気もなく倒産の危機に陥ります。
そんな会社を立て直し、支えてくれたのは妻である百百代(ももよ)さんでした。
「ぼくはいつまでたっても妻には頭が上がらないですよ。」という社長。
その後、ニトリは快進撃が続き、今や世界で500を超える店舗をもつ大企業に成長しました。
社長がずっと大切にしているのは、恩師からの教え「ロマンとそれを実現するビジョンをもつことの重要性」だそうで、常に20年先を見越して行動しているとのこと。
いつまでも少年のような心を持った似鳥社長のお話はとても興味深く、大変有意義な講演会でした。
最終日は、紅葉の名所“定山渓(じょうざんけい)”を観光しました。
澄み渡る青空の下、ダム湖に映る紅葉の大パノラマは、まさに「神様の塗り絵」と呼ぶにふさわしく、北海道ならではの広大な自然の美しさに感動!
一足早い秋を満喫し、北の大地を後にしました。
(松本ゆかり)